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ママ振袖のサイズ直しガイド|値段は?親子で身長差・体型差があるときの対処法は?

ママ振袖サイズ直し8

成人式で人と被らない着こなしができると人気の「ママ振袖」。ママ振袖を着る場合「サイズ直し」について悩む方もいるのではないでしょうか。

母娘で身長差や体型差がある場合は、着用前に振袖をお嬢様にあったサイズに仕立て直す必要があります。

今回はママ振りのサイズ直しについて、どんな場合にサイズ直しが必要か、メリット・デメリットやかかる費用や準備開始の時期について徹底解説します!

お母様が着用した振袖をお嬢様が素敵に着こなすために、ぜひこの記事を参考にサイズ直しをしてみてください。

ママ振袖のサイズ直しは必須?サイズ直しが必要なケースとは?

ママ振袖サイズ直し5

「ママ振袖」とは、お母様が着用された振袖を娘様が着る場合のことを指します。

着物は自分のサイズに合ったオーダーメイドで仕立てるため、母と娘で同じ振袖を着る場合は事前にサイズ直しが必須となることが多いです。

とくに以下のようなケースではサイズ直しが必要となります。

①母と娘の身長差がある場合

母と娘の身長差がある場合、振袖のサイズが合わないことが多いです。

20~30年前と着付けの方法が変化しました。それに合わせて、仕立ての寸法も変化しました。母娘が同じ身長でもと、振袖の身丈や袖丈(袖の長さ)、裄(腕の長さ)のサイズ直しが必要な場合もあります。身長差がある場合には、着付けで調整できる場所と出来ない場所があります。袖丈や裄に関しては調整できないことがほとんど。とくに袖が床についてしまうほど長かったり、手首がにょきっと見えてしまうほど裄が短い場合は、サイズ直しをしないと着用自体が難しいケースも。

呉服店にママ振りの相談へ行くと、サイズ直しが必要な箇所と着付けでなんとかなる箇所を見てくれます。一度振袖を持参し、親子で相談へ行くのがおすすめです。

>>きもの宮下のママ振袖プラン

②母と娘の体型が大きくちがう場合

母と娘の体型が大きく異なる場合も、サイズ直しが必要なケースがあります。

たとえば肩幅やバスト、ウエスト、ヒップのサイズが異なると、振袖を美しく着こなすのが難しくなります。多少の体型差であればそのまま着られることもありますが、大幅に体型がちがう場合は注意が必要。振袖の身幅や肩幅、裄などを直さないと見た目が美しくなかったり、着ている内に着崩れを起こす危険があります。

当時のお母様の体型がお嬢様に比べて大幅に太っている/痩せている場合は、一度呉服店に相談しましょう。

具体的なサイズ直しの方法や費用は後の項目で詳しく説明します。

ママ振袖のサイズ直しによるメリット・デメリット

ママ振袖サイズ直し2

ママ振袖のサイズ直しによるメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット①自分に合ったサイズでキレイに着こなせる

サイズ直しを行うと、自分の体型にぴったり合った振袖をキレイに着こなすことができます。

着物は自分の寸法に合わせたマイサイズに仕立てるのが基本です。自分にぴったり合ったサイズに仕立て直すことで、着姿が各段に美しくなります。

サイズが合わないママ振袖をそのまま着ると、手首がにょきっと出ていたりおはしょりが短すぎたりと、お古の振袖を着ているのが周りからもわかってしまいます。自分の体型にぴったり合ったサイズに直すことで、美しい振袖姿を写真に残すことができますよ。

メリット②着付けの後に着崩れしにくい

振袖のサイズが合っていないと、着付けが崩れやすくなります。

とくに成人式では慣れない振袖を長時間着用するため、サイズの合わない振袖だと途中で着崩れる可能性が高くなります。着付け直後は見た目がキレイでも、動いている内に衿元が開いてきてしまったり足元がはだけてきてしまうことも。

自分のサイズにぴったり合う振袖であれば動きやすく着崩れもしにくいので、長時間の着用も安心です。

メリット③そもそも直さないと着用自体が難しいことも

振袖が大きすぎたり小さすぎたりすると、着用そのものが難しくなるケースもあります。

たとえばお母様よりお嬢様の身長が大幅に高い場合、サイズ直しをせずにママ振袖を着るとおはしょりが出なかったり、腕の生地が短すぎておかしな着姿になってしまいます。そのままでは振袖を着て外出することは不可能です。

呉服店に相談して必要な部分のサイズ直しをすることで、成人式にふさわしいきちんとした着姿で式典に出席することができますよ。

デメリット①費用がかかる

ママ振袖のサイズ直しには、それなりの費用がかかります。

呉服店にサイズ直しを依頼すると、和裁士によって生地をほどき、サイズを直してもらうことになります。サイズ直しの費用は直す内容や場所などによって異なりますが、職人の手仕事のためある程度の費用がかかるケースが多いです。

それでも振袖レンタルよりは安いことが多く、また振袖が手元に残るため、決して無駄な出費ではないといえるでしょう。

ママ振袖のサイズ直しにかかる費用は後の項目で詳しく解説します。

デメリット②身長差・体型差によって直せない場合がある

母娘の身長差や体型差があまりにも大きい場合は、サイズ直しが難しい場合があります。

着物を仕立てる時は余分な生地が中に折り込まれていることが多いですが、出せる長さには限度があります。振袖によってサイズ直しで調整できる長さは異なるので、プロに確認してもらうのが一番です。

母娘で身長や体型に大きな差がある場合は、早めにママ振袖を呉服店に持参し、どの程度サイズ直しができるか見積りを出してもらうことをおすすめします。

>>ママ振袖のサイズ直しの相談なら・きもの宮下

ママ振袖のサイズ直しの値段

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ママ振袖のサイズ直しにかかる費用は、約2万円から10万円ほどかかることが一般的です。

たとえばお母様よりお嬢様のほうか腕が長い場合は「裄直し(ゆきなおし)」という仕立て直しが必要になります。振袖の裄直しに1万円、併せて長襦袢も直してプラス1万円と、部分ごとに数千円~数万円のお直し代がかかります。

具体的な金額は、どの部分をどの程度直すかによって異なります。専門の呉服店に相談し、まずはサイズ直しにかかる値段の見積もりを取ることをおすすめします。

ママ振袖のサイズ直しの流れ|簡単5ステップ

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成人式でママ振袖を着たい場合、何からはじめればよいか悩む方は多いはず。

ママ振袖は仕立て直しやクリーニングに時間がかかることが多いので、以下の5ステップを参考に準備を進めてみてください。

ステップ①ママ振袖をタンスから出す

まずはママ振袖をタンスから取り出し、状態を確認します。

振袖を広げて確認すると同時に、長襦袢や帯、着付け小物なども一緒に出しておきましょう。長期間保存された振袖にはシミや臭いがついている場合があるので、仕立て直しをする際は一緒にクリーニングを検討するのがおすすめです。

ステップ②娘にママ振袖を着る意思を確認

タンスから出したママ振袖をお嬢様に見せて、着る意思を確認しましょう。

思い入れがある振袖でも、娘が着ることに納得しているかどうかは重要です。娘の気持ちを確認することで、お互い納得の上で次のステップに進みます。

ステップ③ママ振袖を持参のうえ娘と一緒にお店へ

娘がママ振袖を着る意思が少しでもあれば、一緒に振袖を持参して呉服店へママ振り相談に行きます。

お店に行くときは振袖だけでなく、長襦袢や帯、着付け小物など一式を持参することで、足りないものがないかも併せて確認してもらえます。事前予約が必要な場合もあるので、ホームページ等でチェックしてから向かいましょう。

ステップ④寸法を見てもらい必要なサイズ直しをする

お店でママ振袖を娘に着せて、サイズが合っているか確認します。

ほとんどの場合は母娘で身長や体型がちがいますが、サイズを直さずに着られる範囲なのか、それともサイズ直しが必要なのかは実際に着てみないとわかりません。プロに確認してもらいながら、必要なサイズ直しや料金などについて説明を受けましょう。サイズ直しをする際は事前に見積りを出してもらうと安心です。

クリーニングが必要な際は、サイズ直しと併せて依頼するとスムーズです。

ステップ⑤お直し後のママ振袖を小物アレンジ

サイズ直しが完了したら、お直し後のママ振袖に合う小物を選びます。

振袖は小物や帯でがらりと雰囲気が変わります。帯や帯揚げ、帯締め、草履などでトレンドを取り入れることで、よりお嬢様らしい振袖姿が完成します。

▼ママ振袖のアレンジについては、以下の記事でくわしく解説しています。

「ママ振袖」のアレンジの仕方をプロが解説!今っぽくおしゃれに着こなすコツは?

ママ振袖のサイズ直しはいつ頃すべき?

ママ振袖サイズ直し0

ママ振袖のサイズ直しを計画する際は、早めに準備することで、余裕をもって進めることができます。

ママ振り準備におすすめの時期について、くわしく説明します。

成人式1~2年前から準備がオススメ

ママ振袖のサイズ直しは、成人式の1~2年前から準備を始めるのが理想です。

振袖の寸法直しには、ある程度の時間が必要です。3ヶ月〜半年ほどかかることが多いので、早めの時期から準備することをおすすめします。

早めに準備をはじめることで、振袖の寸法直しだけでなく、クリーニングや必要な補修なども余裕を持って行うことができます。

成人式当日の美容室や前撮り手配も忘れずに

ママ振袖を着る場合も、成人式当日の美容室の予約や前撮り撮影のスケジュールも忘れずにしておきましょう。

とくに成人式当日は美容室が混み合うので、早めの予約が不可欠です。前撮りも早いうちにスケジュールを抑えておくことで、余裕を持って準備が進められます。

【成人式】ママ振袖の準備はいつから?どこで相談?最低限確認すべきポイントを解説

ママ振袖はサイズ直し&アレンジで美しく着こなしましょう

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今回はママ振袖のサイズ直しについて、メリット・デメリットや準備の進め方や時期、かかる費用などについてくわしく解説しました。

成人式でママ振袖を着ることで、親子二代にわたる二十歳の思い出を大切に受け継ぐことができます。人と被らない特別な振袖姿を楽しむこともできるので、ぜひ自分にぴったり合うサイズに直し、小物や帯で現代のトレンドを取り入れてアレンジしましょう。

>>ママ振袖のサイズ直しの相談なら・きもの宮下

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