一から新品の振袖の選ぶ場合でも、ママ振(姉振)の場合でも、振袖と帯と長襦袢が決まっても、それだけでは振袖として着用できません。。。あと何の小物が必要なのでしょうか?
振袖のコーディネートを完成させる重要アイテムが「小物」なのです。
今回は振袖の脇役ともいうべき、小物の種類とそのバリエーションや、コーディネートについてお話したいと思います。
🔸半衿(はんえり)
豪華な刺繍やパターン柄、スパンコール付きもあれば、地色も豊富に揃う半衿。
襦袢に縫い付けないといけないので、選んですぐ着れるわけではないので、注意も必要です。
顔に近い位置にあるので、ちらっとのぞかせるだけでセンスの良さや華やかさをアピールできる名脇役となります。
🔸重衿(かさねえり)
半衿と着物の間に差し入れて重ね着をしているように見せてくれる、いわば重ね着アイテム。
明るい色やモダンな柄が多く、挿し色として使用します。
🔸帯(おび)
振袖とのコーディネートを考える上で最も重要なアイテムが帯ですね。コーデ全体のバランスに関わる大切なパーツであり、振袖と帯のお互いを相乗効果で引き立てます。
繊細で豪華な織りが映える金糸や銀糸の刺繍の物もあれば、大柄な花柄などでインパクトあるアクセントとしてもいいですね。洋服と一番違うのは、柄と柄の組み合わせを楽しむということです。洋服であれば、上半身に柄物がきたら、下半身は無地などが多いですが、着物と帯は柄と柄の組み合わせが一般的です。難しくもあり、腕の見せどころでもあると言えますね。
🔸帯揚げ(おびあげ)
上記、写真の青色も物が帯揚げです。後ろで結んだ帯を引き上げ、バランスをとる役割の帯揚げは、振袖と帯の色彩をつなぐ役目もあります。お花やリボン風にアレンジしたり、色や柄の出方で遊んだりと自由度の高い小物でもあります。刺繍やグラデーション、ラメ、地紋が施されているもの、絞りなどでボリュームを出すものなどもあり、自分らしいスタイルを楽しめるアイテムです。
🔸帯締め(おびじめ)
帯の上に乗る紐状のものです。帯の中央で締め、コーデ全体を引き締める役目が帯締めです。シンプルな平織のほかに、最近ではアクセサリー付きやモチーフ付きの丸ぐけタイプもあり、人気です。
シンプルな結び方が基本ですが、華やかな結び方へのアレンジも様々ございます。
🔸髪飾り(かみかざり)
華やかな振袖姿にはアップスタイルはもちろん、ショートスタイルにも髪飾りは必須アイテムです。振袖の色彩に負けないよう顔周りを華やかにするために、またヘアスタイルとのバランスなどで個性が出せる小物のひとつです。
🔸草履バッグ(ぞうりばっぐ)
近年は刺繍を施した厚底タイプも人気があります。振袖を着用する場合には底厚が5センチ以上のものが見栄えします。履き心地とサイズはお店でしっかり試し履きをしてチェックしましょう。草履バッグはセットになっているのが基本ですが、色や絵柄を少し崩して遊ぶのも楽しいもの。振袖の雰囲気や自分の身長など全体のバランスを考えて選びましょう。
🔸足袋(たび)
一般的には、ほとんどの方は白足袋です。個性的に着こなしたいなら、可愛らしい刺繍付きや小紋柄を施したモダンなタイプにも挑戦してみたいですね。
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